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生活/生徒会活動

2013年度生徒会活動報告(2)

2013年度生徒会が取り組んできた活動についてご報告します。

生徒会主催運動会

2013年度生徒会では、1月11日に運動会を開催しました。
参加者が赤団と白団に分かれ、種目は、ドッジボール、綱引き、クラブ対抗リレー、応援合戦、玉入れ、リレーの計6つ。勝敗に関わらず、盛大に盛り上がりました!

生徒会長 久保 直生

なんで高等部には運動会がないのだろう。
それは高等部生の誰もが一度は考えたことだろう。しかしながら、高等部には毎年とてつもない盛り上がりを見せる体育行事、バレーボール大会がある。それが終わるとすぐ、文化祭準備が始まる。そう、つまり運動会ができる時間がない。そんな中、毎年のように生徒会に要望が届く。「体育祭を開催してください」と。今年度の生徒会スローガン「全員参加型生徒会」を掲げている僕らにとって、この要望に答えられないことはとても辛いことであった。どうしたら運動会を開催できるのか。答えは一つしかなかった。真冬に有志で運動会を開催すること。そして僕らがそれを選択したのが今回の運動会の始まりである。

1月11日。今回の運動会の日程が決定したのは、文化祭から2日後のことであった。まだ疲れも癒えぬ三者協議会のメンバーを生徒会室に呼び出し、会議は始まる。しかしながら、過去にこのような運動会を行ったなどという資料もなく、僕たちは白紙の状態からのスタートを強いられた。普通ならここでまず絶望してしまうかもしれない。でも今年度の三者協議会のみんなの目は不思議と輝いていたのを思い出す。全員、この先に待っているとんでもなく辛い日々を理解した上で、その日々を戦い抜く覚悟を決めていた。それは今年度の生徒会がバレーボール大会で似たような経験をしたからに違いない。

ドッジボール

ドッジボール

綱引き

綱引き

今年度、バレーボール大会の形式を大きく変えた。それに伴い、僕たちの春休みはほとんど生徒会室で過ごすこととなった。学校が始まってからも放課後は毎日、生徒会室にこもり、ひたすら会議を行った。何かを新しく始めることの辛さは身にしみて感じた。そしてそれが終わったあとの達成感も。誰かがぼそっと口にした「終わっちゃったね」という言葉がずっと心に残っている。あんなに辛かったのに、あんなに苦しかったのに、終わるとなんでこんなに寂しくなるのだろう。心からそう思った。だから、運動会をやろうと僕が言った時「またあの日々が始まるんだな」とみんなどこか嬉しそうな顔をしていたのかもしれない。

クラブ対抗リレー 各クラブの格好で

クラブ対抗リレー 各クラブの格好で

クラブ対抗リレー 「帰宅部」も走る!

クラブ対抗リレー 「帰宅部」も走る!

予想通り、とんでもなく辛い準備の日々を終え、迎えた運動会当日はよく晴れた日であった。前日までの寒さも和らぎ、運動会には絶好の天候。そして、有志での募集だったにも関わらず、600人以上集まった参加者。僕たちにとって最高の条件が揃っていた。しかしながら、事件は起きる。なんとその暖かさ故に、凍っていたグラウンドが溶け、ぐちゃぐちゃになってしまったのだ。これには僕たち運営のメンバーも青ざめた。

第一競技であるドッジボールの開始時刻が迫る中、とても試合ができる状態ではないグラウンド。慌てふためく僕の横で、指令が飛んだ。「あそこに少し、乾いたスペースがあるから、そこに新しく2個コート作って」。生徒会役員の人が咄嗟に出した、冷静な判断であった。すぐさま運営委員によって2つのコートが作られ、コート間の幅は少し狭いものの、開催すら危ぶまれたドッジボールは、ほとんど定刻通りに行われたのであった。

それだけではなかった。新しい2つのコートを僕たちが作っている間、泥だらけになって、使えそうもなかったコートにも人が集まっていた。それは生徒会の役員でもなく、運動会のために集められた運営委員でもなかった。そう、ただの参加者である。しかし、そこにいた人は全員スコップを持ち、黙々と作業をしている。「あっちから砂をもってこい」、「こっちの泥を向こうの方で乾かそう」、そんな声が飛び交っている。そう、そこでは、誰に言われるでもなく人が集まり、コートの復旧のために泥だらけになりながら作業をしてくれていたのであった。

瞬く間にどんどん人が集まり、掛け声も大きくなる。「よっしゃ、コート復旧するぞ」、「生徒会のために俺らが頑張るしかない」。グッと暑くなる目頭を押さえ、僕はただ感謝の言葉をいうことしかできなかった。「いいよ、俺ら、こんなことでしか手伝うこと出来ないし」。そう微笑みながら作業を続けるみんなの背中を見て、心の中で何度も何度もお礼を言った。そして、運動会を開催して良かった、と心から思った。

競技前、ぐちゃぐちゃになったグラウンドの整備

競技前、ぐちゃぐちゃになった
グラウンドの整備

応援合戦

応援合戦

玉入れ

玉入れ

最後の競技 リレー

最後の競技 リレー

たくさんの人の助けがあり、そのあとは大きな問題もなく、真冬の運動会は幕を閉じた。

閉会式では我慢できず、感謝の気持ちを伝える前に大号泣してしまった僕に、大勢の人達からの優しい言葉。どこまで高等部の生徒は優しい人達ばかりなのだろうと感じると共に、この学校で、そしてこの学年で初めての試みである真冬の運動会を開催出来たことにとても喜びを感じていた。たしかに辛いことしかなかった。全員参加ではないが故に出場者の確定、出場競技の確定などは想像をはるかに超えるものであった。3年生がテスト期間に入ってしまった時は、来年度の生徒会を引き継ぐ後輩達が中心となって、企画を進めた。

とにかくがむしゃらに走り続けたあの4ヶ月間、周りにいるたくさんの人達を巻き込み続けてようやく運動会を行い、終えることができた。この場を借りて運動会に関わってくださった全ての人に感謝の気持ちを述べたい。本当にどうもありがとうございました。「全員参加型の生徒会」を作りたいという気持ちが生んだこの新しい試みが、さらに良いものへと形を変えて引き継がれて行くことを望んで止まない。

閉会式 生徒会長挨拶、思わず涙

閉会式 生徒会長挨拶、思わず涙

閉会式 生徒会長を抱きかかえる両団団長

閉会式 生徒会長を抱きかかえる両団団長