2016年4月28日、山本博文氏と浦野聖氏を講師としてお迎えし、高等部生の自主団体ブルーペコのフェアトレード研究勉強会を行いました。
今回の勉強会のテーマは「土からつくるコーヒー」。
最初にブルーペコの代表二人によるフェアトレードについてのポスター発表を行い、現在ブルーペコが携わっている東ティモールの歴史やフェアトレードの状況について話しました。
そしてフィリピンや東ティモールでコーヒー農家の支援活動を行っている農業研究家の山本氏、一般社団法人わかちあいプロジェクトでフェアトレード活動をされている浦野氏にお話を伺いました。
浦野氏の所属されている、わかちあいプロジェクトは日本に初めてフェアトレード商品に貼られるフェアトレードラベルを取り扱った団体で、今回はそのラベルの仕組みや利点・問題点、現在行われている主な活動についてお話いただきました。
また、そこで取り扱われているフェアトレードのガーナ産カカオを使用したチョコレート、山本氏が携わっているフィリピン産のフェアトレードコーヒーを試飲しました。
山本氏からは、現地でフェアトレードコーヒーがどのように栽培されているのか、現地の経済状況をふまえてどのように支援を行っているか等、写真と動画を交えてお話いただきました。
またおいしいコーヒーの淹れ方や、2種類のコーヒーを飲み比べて味の違いなどを学びました。
「コーヒーといっても、農家の土地や環境によって頑張って栽培してもおいしさ・品質に差が出てきてしまう。その問題に対して農家の人にどう対応していくべきかが今後の課題。そしてその問題についてみんなにも考えてみてほしい」と山本氏。
「問題を現実的に解決できる策が出せなくても、高校生の柔軟な頭で“考える”という事が大切。是非考えるという事をしていってほしい」と生徒たちにメッセージを送ってくださいました。
↓ブルーペコの生徒による報告記事はこちらから↓