今年も無事に2週間のホームステイを終えることができました。
たった2週間の滞在でしたが、参加者には大きなインパクトがあったようです。
カナダという実に多様性に富んだ国に滞在し、多くの生徒が、自分は人と違っていてもよいのだと肌で感じたようでした。
同時に、他者に無関心にならず互いを受け入れながら生活している人々の姿を目の当たりにして、
普段あたりまえだと思って何も考えずに過ごしてきた自分の生活環境を、改めて見直す機会となったようです。
生徒たちがよく口にしていたのは、カナダの人たちが家族で過ごす時間をとても大切にしているということ。
異なった文化的背景が共存するコミュニティーだからこそ、家族としての意識が強まるのかも知れません。
実際、滞在したベリーという場所が東京に比べてやや小さな都市だったためか、
人々の生活にも余裕が見られ、そのため家族での時間を持つことが多いと感じられたのだと思います。
これまであまり意識してこなかった「家族と過ごす時間の大切さ」を再認識することとなりました。
次に、コミュニケーションへの意識も大きく変わりました。
帰国後、彼らの英語学習へのモチベーションが非常に上がったようですが、
コミュニケーションで大切なのは語学の知識だけではなく、むしろ「伝えたいと思う気持ち」であり、
つまりそれは「相手とのつながりを大切に思う心」なのだということを痛感したようでした。
2週間を共に過ごしたカナダの5人の生徒たち('buddies')からも大きな影響を受けました。
年齢が1~2歳下だったにも関わらず、彼らは日本人のグループにどんどん入ってきて、皆をリードしてくれました。
そのお蔭で皆すぐに打ち解けて毎日本当に楽しそうでした。
自分が彼らの立場だったらそれができただろうか? 皆そう感じたようでした。
青学にも毎年たくさんの留学生が来るが、話が続かないとか部活で忙しいとか、勇気が持てず、
自分から積極的にかかわらずにいたことを反省する声もありました。
彼らの人との関わり方にも、今後きっと変化があることでしょう。
たった2週間の旅行でしたが、世界の誰とでも、共に豊かな時間を過ごすことができる人へと、
また日本で日々生活しながらも世界に関心を寄せることができる人へと、なっていく第一歩となったのではないでしょうか。
参加者たちのこれからの成長を願うばかりです。
生徒のインタビュー内容は近日公開予定です!
お楽しみに!