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2024年度 東ティモールスタディツアー 報告

2024年8月5日~ 8月11日、東ティモールスタディツアーを行い、生徒4名が東ティモールを訪問しました。

参加生徒は、生徒自主学習団体ブルーペコがフェアトレードを通して支援をしている東ティモールの高地にあるコーヒー生産農家の生活に一日密着します。

東ティモールで支援している生産地がつくっているのは「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる最高品質のものです。標高も高く、農地は険しい坂道になっており、何度も転びながらコーヒーの収穫をしました。

カゴいっぱいに収穫したコーヒーの実は、「スペシャルティ」と呼ばれる商品にするために、未完熟、軽い実、虫食いの実などを取り除くと、瞬く間に量が減っていきます。

2時間がんばって収穫した量で「だいたいカップ2杯分くらい」と言われ、生徒たちは呆然としてしまいました。

「スペシャルティコーヒー」をつくるってすごく厳しい…。

生徒たちは険しい農地に毎日入り、設備も不十分ながら、最高品質のコーヒーをつくり続ける農家さんの努力に感動を覚えました。

また、コーヒー農家に生産指導をしている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンの職員さんにお話を聞いたり、地元の小学校を訪問したり、JICA 青年海外協力隊ではたらく高等部卒業生の方にお会いしたり、さまざまな開発支援の現場を見学しました。
その中で、学校の先生をサポートする人やパンの作り方を教える人など、いろいろな形の支援があることを学びました。それはお金を渡すような単純な支援ではなく、もっと深く現場を知って、寄り添うようなプロフェッショナルの世界でした。

「人を支える」って、何をすることなのか。生徒たちの学びは深まる一方です。

これらの学びを文化祭のフェアトレードコーヒー販売やグローバルウィークの渡航報告などを通じて全校生徒にフィードバックしていきたいと思っています。

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