保護主義とは何か?なぜ保護主義は支持されるのか?
教育/高大連携/学問入門講座
担当教員
経済学部 経済学科 伊藤 萬里 准教授
担当科目
国際経済学Ⅰ・Ⅱ
専門分野
国際経済学, 実証研究
講義内容
経済学は広く社会全体を研究対象とする学問です。その対象は人や時間、資源といったものが含まれ、政府・企業・家計がこれらをどのように配分したら経済が活性化されるのか、制度や社会の仕組みを考えていくことが経済学の目標の一つです。経済学の基礎的な考え方はさまざまな現実の問題を考える際に応用されています。財政・金融・社会保障といった経済的な問題の他、教育や医療、農業や環境問題、少子高齢化や働き方の問題などその範囲は広範です。この講義では、これら広範な問題をさまざまなアプローチで分析する経済学の魅力を紹介しつつ、具体例として国境を越えた経済活動を研究対象とする「国際経済学」の一例を講義します。世界経済では現在、外国からの輸入を制限する保護主義的な政策が大きな問題となっています。保護主義はどのような影響をもたらすのでしょうか?また、保護主義が支持される背景にはどのようなことが考えられるでしょうか?本講義では、人々の行動や心理も含め、経済学的にその要因を探っていきます。
人数制限
設けない
連絡先
E-mail : bito@aoyamagakuin.jp
担当教員から高等部生へのメッセージ
経済学部 経済学科 伊藤 萬里 准教授
経済のデジタル化が進む中、国境を越えた経済活動は容易となり、今後もあらゆる分野でグローバル化が進むことが予想されます。皆さんの中にも将来海外で働いたり、外国との取引に係わったりする人がこれまで以上に多くなることでしょう。他方で、普段の生活では世界経済の出来事は縁遠く、疎遠な印象を抱きがちかと思います。そうした印象をお持ちの方はぜひ本講義を世界経済に関心を持つきっかけにしてみてください。