学校唱歌はいかにして“日本人”をつくったか
教育/高大連携/学問入門講座
担当教員
コミュニティ人間科学部 西島 央 教授
担当科目
子ども活動支援原論,女性キャリア教育論
専門分野
教育社会学(とくに学校社会学), 文化政策学
講義内容
私たち“日本人”は、春になると桜に浮かれ、秋になると風に寂しさを感じます。しかし、私たちが“日本”に生まれたというだけで、そのように感じるわけではありません。では、どのようにして、そのような感じ方を身につけてきたのでしょうか。また、どのようにして、まわりの“日本人”も自分と同じように感じているはずと思えるようになるのでしょうか。この講座では、主に学校で習う歌の歌詞に注目して、どのようにして学校唱歌が“日本人”としてのアイデンティティのよりどころとなっているのかということについて歌詞内容の分析を通して読み解きながら、“日本人”としてのアイデンティティとは何かを考えていきます。
人数制限
設けない
連絡先
E-mail : BZD04135@nifty.com
担当教員から高等部生へのメッセージ
コミュニティ人間科学部 西島 央 教授
私の講義を聞いていただくだけでなく、みなさんが通っていた小学校の校歌の歌詞や 住んでいる都県・区市町村の歌があればその歌詞を持ってきてもらい、私の講義の後にそれらの歌詞の特徴を調べながら、小学校の児童としてのアイデンティティや住んでいる自治体の住民としてのアイデンティティについて考えてみましょう。