キリスト教と民主主義
教育/高大連携/学問入門講座
担当教員
キリスト教関連科目 藤原 淳賀 教授
担当科目
キリスト教概論I,II、歴史と人間、ゼミ(キリスト教社会倫理)
専門分野
キリスト教神学、キリスト教社会倫理学
講義内容
民主主義を定義するのは容易なことではないが、語源的には、民主主義(δημοκρατία)とは民衆(δῆμος)と権力・支配(κράτος)から成る。それは民衆による自己支配であり、その歴史的源流は古代ギリシアのアテネに遡ることができる。しかしポリスの政治に参加できた18歳以上の男性は人口の15-20%程度であり、奴隷や在留外国人は含まれていない。アテネ人は普遍的な自由平等の権利があるとは考えておらず、それはプロト・デモクラティックなモデルと呼ばれるべきであろう。構成員が主権者である政治体制という意味での民主主義は近代以降キリスト教世界というコンテキストにおいて表れてくる。本講義では民主主義とキリスト教の関係を論じる。
人数制限
設けない
連絡先
E-mail : fujiwara@gsc.aoyama.ac.jp
担当教員から高等部生へのメッセージ
キリスト教関連科目 藤原 淳賀 教授
学問において大切なのは、読・書・問・信 です。読:情報のインプット。書:アウトプット。問:なぜそういえるのか、と問うこと。そして崇高な人格目指し信じるべきことを信じること。
あなたが素晴らしい学びを大学でされますようにお祈り致します。