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「風景」を見る視点<私とはどこにいる誰なのか?>

教育/高大連携/学問入門講座

担当教員

文学部 英米文学科 伊達 直之 教授

担当科目

イギリス文化・文学

専門分野

イギリス・アイルランド文学・文化研究、メディア文化研究、英語詩

講義内容

英米文学科は、小説や詩の文学作品ばかりを学ぶところではありません。 英語というグローバルな「言語」と、英語を駆使した多様な「作品や表現」と、そして英語圏各国の「文化・社会」について、言語・文学・文化社会を合わせて研究する場です。これは英語を専門に、集中的な異文化コミュニケーションを学ぶ場とも言えます。 でもどうやって?という疑問に、文学と文化研究による複眼の視点を使って、簡単ですが一例をお見せしようというのが今回の講義です。 「風景」の表現は身近に溢れています。けれどその「風景」は最初にどのように知覚・認識されて、何のために写真や言葉に表現されているのでしょうか。また、その表現は人びとにどう受け止められるのでしょうか。 「風景」の表現には「わたし」一人の個人的な感情表現にとどまらず、わたしが属する「文化・社会」の全体像さえもが映し出されていたりします。日常のコミュニケーションやビジネスの交渉にも反映する、言葉の背景や機能を、今回は「風景」と「perspective(遠近法)」との関係で考えてみましょう。

人数制限

設けない

連絡先

E-mail:yukidate@cl.aoyama.ac.jp

担当教員から高等部生へのメッセージ

文学部 英米文学科 伊達 直之 教授

ことばは社会的なコミュニケーション・ツールで、特に英語はグローバルな世界での実用的なスキルの一つだと言えるでしょう。けれど、それだけでは日本語の代わりに使う道具にすぎません。外国語を表面的なスキルで止めず、背景の文化と共にしっかり学ぶことは、自分と関わる相手を、対等な人間として深く理解することにつながって行きます。それはどのような環境にあっても、そこで自分自身を知り、強くする機会にもつながります。

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