汚職と独禁法の経済学
教育/高大連携/学問入門講座
担当教員
国際政治経済学部 国際経済学科 鶴田 芳貴 准教授
担当科目
国際産業論・国際ビジネス入門
専門分野
産業組織論・競争政策・産業政策、応用計量経済学
講義内容
自分の胸に手を当てたとき、「これは良くないけど、うまくいけば得をするなぁ、どうしよう…」なんてことがよくあります。そのような人の欲求をコントロールする方法には道徳心とか倫理観は重要です。だから、利他心を持ちや理知的行動を取るような教育は必要なのです。 しかし残念ながらこれだけでは不十分です。そう、人はそれほど強くないので、個々の自制心などに頼っているだけでは問題は解決しない事が多いのです。特に複数の人々によって経営されている企業の行動は、そのような個人の自制が効かず不正が起こる可能性が高くなります。人や企業の行動をコントロールするためには環境や制度が重要なのです。 企業の不正を防ぎやすいは競争が行われている環境です。競争に基づいて物事を決定することは、根拠のない主観や裁量と行った不正の原因を排除するためには有用なのです。しかしそのような環境を維持するためには制度が必要で、それを整える政策が競争政策です。本講義ではそのような考え方に基づいた競争政策という国の政策についてお話しします。
人数制限
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連絡先
E-mail:ytsurut@aoyamagakuin.jp