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第3回FOR会
(大学生と共に被災地支援ボランティアについて考える会)
(報告

2015年11月12日(木)放課後 15:30~17:00 (中会議室にて)

FOR(エフ・オー・アール)会は、未来《Future》 のための意見《Opinion》をもう一度考える《Reconsider》会という意味で、被災地岩手県立宮古市でボランティア活動を続ける大学生が企画し、被災地支援やボランティアについて高等部生と一緒に考える機会を作ってくれています。昨年度の1月から始まり、今回が3回目となりました。

まず、夏休み中に高等部宮古訪問プログラムに参加した生徒達、大学生団体「Message for 3.11」、それぞれの活動を報告し合いました。震災から4年半が過ぎ、これまでのボランティアとは違った被災地への関わり方を模索していく必要性が感じられます。

その後、「ボランティアについて考えよう ~震災から4年の今、わたしたちは・・・~」と題して、大学生が紹介した「Service Learning」についても含め、ディスカッションがなされました。「Service Learning」とは、アメリカで広く行われているコミュニティ・サービス活動を行う社会貢献型の体験学習のことです。単に「してあげる」のではなく、地域社会でできることを考え、実践し、また振り返りを行いながら学びをうるというもので、高等部生の今後の活動を考える視点として重要なものになるかもしれません。

宮古を訪問した生徒ばかりの参加となってしまったが、再度、活動を振り返り、また大学生から新たな視点や考え方を知り、互いに今後の活動の意欲となりました。高等部生からは「たいへん有意義なディスカッションができた」、卒業生からは「今年の高等部生はよく考えていてすばらしい」との感想を聞けました。まもなく卒業する3年生は、またそれぞれの新たな活動を始め、また今後の後輩へも何かを伝えに来てもらえればと期待しています。

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