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2015宮古訪問プログラム

2015年8月4日(火)~8月6日(木)

東日本大震災が起きた2011年の夏以降続いている、岩手県宮古への訪問プログラムに13名の生徒が参加しました。今年は、生徒会執行部、文化祭実行委員の中からだけでなく、一般応募の生徒も加わりました。

震災から4年が経ちましたが、2年連続して宮古を訪れた生徒には、1年の間の変化も感じられたようです。防潮堤で有名な田老地区では、住宅等が今後は建てられない土地にメガソーラーが設置され、山の斜面では高台移転のための工事が進み、低い土地でも盛り土が終わったところには個人の住宅、公営災害住宅の建設が始まっていました。

今回、宮古北高校と、宮古市で高校生たちが地元での社会活動を行う団体「みやっこベース」の2つの場所で、高校生同士の話し合いを持つことができました。「みやっこベース」では、主に高等部生の質問に対して宮古の高校生が答える形で進められました。「震災のとき、どうしていたか」、「復興とはどうなればいいのか」、「東京の私たちができることはなんなのか」などの質問に対して、宮古高校、宮古商業高校の生徒さんがそれぞれの考えを答えてくれました。

宮古北高校では「津波てんでんこ」について話し合いました。メリット・デメリットも含めて、考えられることをできるだけ多く付箋に挙げていき、仲間分けや関係付けを行い、各グループごとに1枚の模造紙にまとめあげ、発表し合いました。

宿泊したグリーンピア三陸みやこの敷地内にある仮設住宅では、子どもたちと遊んだり、住んでいる方々と盆踊りや肝試しに参加したりなど多くの交流が行えました。この仮設住宅の方々もこの秋に多くが移転する予定とのことでした。

9月の高等部文化祭では、宮古北高校の生徒会の方々を招待し、コラボデザインをした缶バッジのチャリティー販売、田老地区特産の海藻販売、生徒同士で話し合う「しゃべくり」などを計画しています。

プログラムに参加した生徒が、この後学校で多くの仲間達へこの経験を伝えていくことを期待しています。

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