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2023 宮古訪問プログラム

2023年8月7日(月)~8月10日(水)、岩手県宮古市を訪問するプログラムに10名の生徒が参加しました。

8月7日 今年の酷暑の中では東北宮古に着いても涼しさは感じられませんでしたが、まずは青い空に映える浄土ヶ浜の美しさと新鮮な海の幸のおいしさを味わえました。東日本大震災の影響が一見わからなくなっている所も多いですが、震災遺構や「学ぶ防災」のガイドの方のお話から当時の大変さを想像しました。

8月8日 岩手県立宮古高校の生徒と交流し、防災士の資格を持つ生徒から話を聞き、各自の防災対策を共有しました。午後は、災害公営住宅の方とレクなどをして交流しましたが、震災の話題を避ける方もおり、決して気持ちに区切りがつけられているわけでないこともわかりました。その後、田老漁協でワカメ茎取りを体験し、ワカメととろろ昆布のおみやげを持ち帰りました。

8月9日 宮古市の山本市長と会談、多岐にわたる生徒の質問に資料を用意して回答してもらいました。最後は、岩手日報記者の金野さんから震災の経験をお聞きしました。震災直後の同僚の安否確認から、その後の取材や10年後の記事について伺い、メディアの役割や自分のできること・やるべきことについて考えさせられました。

生徒が自ら会いたい方に連絡を取るなどして、その希望を活かしながらプログラムの内容を作っていきました。3日間、宮古のさまざまな方々に歓迎していただき、多くの交流に恵まれました。「学ぶ」「教える」、「支援する」「支援される」という枠とは異なる交流が良い時間を生み出しているように感じられます。

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