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特別礼拝
「よく生き よく笑い よき死と出会う」

教育/キリスト教教育/礼拝の紹介

「よく生き よく笑い よき死と出会う」

アルフォンス・デーケン先生(上智大学名誉教授)2014年5月20日

「最近、厚生労働省から出された統計によると日本人の死亡率は100%である。」
あくまでまじめな語り口に一瞬、聞いている生徒たちも笑いを躊躇してしまいました。イエズス会の司祭であり上智大学名誉教授のデーケン先生は、ユーモアを大切にされる方です。すべての人が必ず経験する死を日本ではずっとタブー視して来た。しかし、だからこそDeath Educationが大切で、死を考えることで豊かな生を送ることができる。このことが先生の一貫した主張のようです。

デーケン先生は55年も前に来日し、現在もホスピスの普及に全力を注いでいらっしゃいます。定年を迎えたら、少しは自由な時間が持てることを期待していらしたようです。ところが、現実は、現役時代よりも多忙を極めているようで、来年3月まで予定はびっしり埋まっているそうです。この日も午後からもう一つ講演があるということで早めにお話はおわってしまいましたが、多くの人が「先生の本を読んでみたい」、「もういちどお話を聞きたい」と感じたはずです。

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