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10Jul
2015生徒・保護者へ

「平成27(2015)年度 スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定(SGHの取り組み英語版を記載)

Topics「平成27(2015)年度 スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定(SGHの取り組み英語版を記載)

3月31日(火)、本校は、文部科学省より「平成27(2015)年度 スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定を受けました。

「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」は、生徒が社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力などの国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーへと成長することを目的に、文部科学省が平成26年度からはじめた事業です。平成27年度の同事業には、全国で190の高等学校から応募があり、56校が指定されました。

本校では、「多様性の受容を基盤としたサーバントマインドを持つグローバルリーダーの育成」をテーマに、今まで行ってきた語学教育、国際交流等の様々な取り組みをさらに発展させ、在学中の教育によってグローバルマインドを身につけた生徒たちに、国際社会に対応する道しるべを提示したいと考えています。

青山学院高等部のSGHの取り組みは以下の内容です。

研究開発構想名:多様性の受容を基盤とする「サーバントマインド」を持つグローバルリーダーの育成

課題研究テーマ:(1)多様性の受容 (2)社会的弱者に対する認識の拡充と関係の構築

<課題研究内容>

1  英国リーススクール、イタリア・パスカル校、英国イートン校との交流プログラムの実施:
多様性の受容の仕方に関して日本の家庭、社会と海外からのパートナーの家庭、社会との間に存在する差異を体験する。グローバル・ガバナンスに対する興味と意識を高めるために海外からの友人、客、移民への対応がそれぞれの社会においてどのように異なるかを学ぶ。

2  アジアの国への理解と交流に向けての取り組みとしての「多文化共生キャンプ」及び大学留学生との交流:
平成27年度8月下旬に軽井沢追分にある本校の校外施設寮で本校生徒とInternational School of Asia, Karuizawa の生徒(アジアの国出身の高校生)が交流を行う。話し合いの時間を持ち、英語で、各国の社会文化的背景についてお互いが説明し合い、違いと共通点を認識する。また、共通の社会問題を討論する。直接的交流の中から他の文化出身の高校生との絆を築く。引き続き青山学院チャットルーム、及び青山学院大学地球共生社会学部の留学生との交流を通して、アジアの国の多様性を知る機会とする。

3  リーススクール、パスカル校、イートン校短期交換留学受け入れ生徒に対する「都内案内アテンドプログラム」の実施:
短期交換留学で来日する姉妹校、交流校の生徒を本校生徒がチームで交代でアテンドして都内の名所を案内する。自分達の「前提としていること」が異文化から来た人物のそれとは違うことを知り、先方の文化的背景を学びつつ、受け入れの対応の適切さを検証する。

4  フェアトレード問題への取り組みとリーススクール「ワールドエイムズプログラム」とのリンク:
本校生徒の自主団体「ブルーペコ」の協賛を得、文化祭時に販売しているコーヒー豆の産地である東ティーモールでフィールドワークを行う。その地で生産コミュニティーの過去を知り、フェアトレード体制の必要性を認識する。また、生産者、販売者、購入者のそれぞれに利のあるビジネスモデルを考え、ビジネスリーダーやNPOのリーダーに必要な資質を養う。

5  青山学院宗教センター主催によるフィリピン訪問プログラム:
里親運動を介して支援する児童生徒が将来的にどのような期待を背負ってコミュニティーに寄与していくのかを彼ら彼女らと直に接することで体感する。グローバルな課題としての貧困の問題と直面し、自分が何が出来るのかを考える機会とする。

6  岩手県立宮古高校、及び岩手県立宮古北高校との交流:
本校生徒会生徒を中心とする生徒ら10名~15名が東日本大大震災の被災地の学校である、岩手県立宮古高校、及び宮古北高校を訪問して先方の学校の生徒と交流を持ち、復興のサポートを継続するとともに、地方文化の多様性について体験的に学ぶ。

7  SGHポータル立ち上げ:
専用ポータルを用いて体験から得たことを全校生徒に伝え、共有する。

 

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