2024年度文化祭 報告
2024年度文化祭「Ludique」は、9月14日(土)・16日(祝)に開催されました。
今年度はチケット制での一般公開となりました。
ご来校いただき、ありがとうございました。
文化祭初日の一般公開前に、PS講堂にて全校生徒が集まって前夜祭を開催しました。
文化祭実行委員長より
青山学院高等部では、文化祭を9月14日、16日に行いました。5月から9月までの4ヶ月の準備期間で素晴らしい文化祭を作り上げ、大成功を収めることができました。今年度の文化祭はテーマを「Ludique」としました。これは、フランス語で「遊び心」を意味する言葉で、子どもと大人の間にいる高校生だからこそ、それぞれの生徒の遊び心をつなぎ合わせて1200人全員を巻き込んだ文化祭を作りたいという文化祭実行委員の思いが詰まっています。テーマ通り、今年の文化祭は遊び心に溢れる空間となったと思います。どの展示も色々な発想を組み合わせていて、1200人分の個性を生かし、来場者に楽しんでいただけるよう生徒はそれぞれたくさんの工夫をしていました。
私は文化祭実行委員長という役職を通して、改めて青山学院高等部の文化祭の楽しさに気づきました。前日の準備日に学校中がLudiqueのテーマの通り、遊び心ある空間に染まっていく景色は忘れられません。青色の実行委員会パーカーを着て各クラスを見回り問題がないかチェックする文実、クラスメイトのモチベーションをあげてクラス展示を引っ張るチーフ・サブチーフ、文化祭準備もしつつ部内戦や招待試合のために部活に励む生徒たちがこんなにもきらきらしているのを見てとても幸せだと感じました。これは高等部が生徒の自主性を重んじて様々なことにチャレンジしているからだと思います。
また、当日は以前から交流のある岩手県立宮古高等学校の生徒も来校し、一緒に宮古市と文化祭のコラボグッズを販売することができました。例年非常に人気があり、今年もたくさんの方々に手にとっていただくことができました。そしてこのグッズ販売を通じて岩手県への募金活動に協力できたことをありがたく思います。
これまで私は、資料を作成したり、ゴールから逆算してなにが必要なのかを考えるなどという経験はしたことがありせんでした。行き当たりばったりの人生を生きてきましたが、この役職についてからは学校全体、全校生徒の行事を背負っているのだという自覚を持ち、責任感をもって取り組む姿勢を学びました。先輩方に比べると私は何度もミスをしていたと思います。それでも無事2日間を開催できたのは隣にいてくれた副実行委員長の3人と36人の実行委員会の皆が支えてくれたからだと思います。最初はうちとけることができるのか不安でしたが、文化祭を成功させたいという同じ思いを持っているので会議を重ねるにつれて距離が近くなり、息もあってきました。酸い甘いも共に過ごしてきたこの文実メンバーは私にとって今では家族のような存在です。
文化祭までの半年間は長いようで短かったように感じます。トップとして先陣をきってみんなのことを先導するのは私にとってはすごく難しいことでした。しかしそれ以上にたくさんの幸せを得られました。これから先、どんなに辛いことが起きても自分の周りには助けてくれる仲間がいるので、乗り越える力は十分にあると思います!
最後に、この文化祭を一緒に作り上げてくれた実行委員、顧問の先生、そして参加してくれた全校生徒のみなさん、私についてきてくれて、共に全力で準備してくれてありがとうございました。私一人では成し遂げられないことでも生徒全員が力を合わせれば可能だと実感しました。そしてなによりも宝物のような2日間を手に入れることができました。今回の経験が皆さんにとって素敵な思い出となることを願っています。そしてご来校くださった皆様に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。