2023年8月5日～ 8月10日、東ティモールスタディツアーを行い、生徒2名が東ティモールを訪問しました。

参加した生徒たちは、生徒自主学習団体ブルーペコがフェアトレードを通して支援をしている東ティモールの高地にあるコーヒー生産農家の生活に一日密着します。

標高も高く、設備も不十分ながら、最高品質のコーヒーをつくり続ける農家さんの努力に触れ、感動を覚えました。

内戦の傷あとが残るこの国で、地域のみんなが家族のように協力し合いながら笑顔でコーヒー豆の収穫をするその姿は「貧困国」という言葉だけで説明できない豊かさがあり、

女性コミュニティーのインタビューなどを通じて、外から見える社会課題と、現地で暮らしている人たちが感じている肌感覚には開きがあり、教科書通りの「支援」という言葉がとても一方的で押し付けがましいもののようにも感じられました。

その地域を良くしていくためには、そこで暮らす当事者たちの声が大切なのです。

また、地元の子どもたちと遊んだり、コーヒーの生産支援を行っている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンのスタッフの方にインタビューを行ったりしながら、


「持続可能な社会とは何だろう」

「豊かさとは何だろう」

「消費国と生産国はどのように関わるべきなのだろう」


といったテーマについて連日話し合いました。

これらの学びを文化祭のフェアトレードコーヒー販売やグローバルウィークの渡航報告などを通じて全校生徒にフィードバックしていきたいと思っています。