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2022年度 1年学年行事「ジョブtavi」 報告

1年生の秋の学年行事は、学校を出て、班ごとに様々な仕事で働いている人を訪問しインタビューをさせてもらうものでした。来年、2年生の修学旅行で長崎へ行って探究学習のインタビューをするための準備にもなっています。NPO、国際協力、アパレル、園芸、水産加工、銀行、映像制作、弁護士、教育、保育、音楽、薬剤師など多方面の職種で働く方から、どのような思いを持って仕事に携わっているか聞かせてもらいました。


事前にインタビューにおける役割を班のメンバーの中で割り振り、質問項目を準備して臨みました。単に仕事の内容を知るということではなく、「働くとはどのようなことか」、そしてそれぞれの方の生き方とどのように関わっているかまで引き出せるように意識してインタビューを行いました。

学校へ帰ってから、それぞれの班でインタビュー内容を整理し、分担して記事を書き、新聞に仕上げました。人との対話を楽しむ経験をしながら、自分のこれからを考える貴重な機会を得られる1日となりました。

生徒の声

私は、大人はみんなお金儲けのために仕事をしていると思っていたし、私自身も今アルバイトをしているのはお金が欲しいからであってそこにやりがいとか誇りとかは特にないと思っていました。けれど、今回お話を伺っていると、繰り返し、お金には変えられないやりがい、自分の仕事には誇りをもっているといった事をおっしゃっていたので、そこまで自信を持って言えるのは素晴らしいなと思いました。


ジョブtaviが終わって1番最初に仕事するのって楽しそうだな!と思いました。
学生の今でも何か失敗すると迷惑かけちゃうとか、怒られるかもと、不安になってしまうのに、失敗が許されないイメージのある社会人になるなんて大変だと思っていました。ですがインタビューで仕事で悔しかったことはありますか?という問いに対し、自分の失敗談、そこからどう解決したかをお話してくださったのを聞き、完璧な人はもちろん居ないかと安心しました。また、自分の得意なことにも苦手なことにも全力で仕事してきたとおっしゃっていました。とても自分の仕事に誇りを持っているように見えました。私もそんなふうに自分について話せるくらい、常に全力で何事も取り組んでいきたいと思いました。


社会の荒波に揉まれても強く生きるためには「自分にとっていちばん大事なもの」を心に据えておく必要があるということを学びました。社会の1ピースとして働くことに誇りを持っていて、自分の仕事に自信を持っていて、胸を張って私はこんな仕事をして生きています!と言えるのはとても格好いいなと思いました。私はどれだけ省エネで生きていくかばかり考えてやりたいことよりも楽なことを選択するように最近なってきてしまっているので自分のことを見つめ直して、高校三年間を無駄にしないようにしたいです。自分にとっていちばん大事なものを心に据え、私らしく生きていきたいです。


一番強く思ったことは、お金を稼ぐということは、勉強を熱心にしていい学歴を持ち、お金だけが稼げればいい。という考えは少し違うんだなと、感じました。社員の面接時、学歴ではなくその人のポテンシャルや人格を見ているそうです。そして商売をするうえで、お金目的ではなく、お客様を一人の人間としてみていて、人と人ということを大切にされていました。やはり普段友達としゃべったりすることも楽しいですが、本当の大人に大人の考えや意見を聞かせていただけることは自分にとって、とてもありがたく、ためになることだなと改めて感じました。

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