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2015年度文化祭報告

2015年度文化祭報告

2015年度文化祭実行委員長

9月19日と21日の2日間に渡り、高等部では文化祭が開催されました。今年の4月から準備に取り組み、高等部生が一丸となってつくり上げる一大イベントは今年も大盛況に終わりました。

今年度の文化祭では一人一人の個性(色)を最大限に活かして最高の光を創りだそうという思いから “Be the Light” をテーマに掲げました。高等部は個性にあふれる生徒がたくさんおり、今年度もそのテーマ通り、1日目の一般公開前の時間に行われた前夜祭、そして文化祭本番のHR(ホームルーム)展示、おまつり広場でのアカペラグランプリ、ダンス甲子園、腕相撲、室内ライブやPS講堂での発表、招待試合などを通して一人一人の輝きを生で感じることができたと思います。また、今年度の8月に三者の生徒、実行委員会本部、有志の生徒が参加した宮古訪問プログラムで交流をした岩手県立宮古北高校の生徒のみなさんを文化祭の2日目にお招きし、共にチャリティーグッズや岩手県産ワカメの販売などを行い、加えて文化祭期間中にホームステイプログラムに参加していたイタリアのパスカル校からの生徒達とホストをしている高等部生によるワークショップなども行って、文化祭を通して高等部という枠を超えた文化交流も行いました。

文化祭実行委員長を始めとする本部の4人は前年度の2月に選挙によって選ばれ、4月の初めに本部4人で面接を行って文化祭実行委員会を結成し、先生方や生徒達の間に立ちながら文化祭の準備を円滑に進められるよう、沢山のアイディア、思いを武器に精一杯走り続けてきました。昨年度新校舎が全て完成し、今年度はカフェテリアの営業や、これまでポルティコ前で行っていたおまつり広場のウッドデッキへの移動など、新校舎全体を初めて最大限に利用した文化祭となったため、人の流れや広場の音響調整などを予想のできる範囲で繰り返し行ったシミュレーションの成果もあり、多少の反省点はありましたが大きな問題はなく運営することができました。それにとどまらず、新しいパンフレットのデザインやポスターコンテストなど創意工夫に富んだ様々な改革によって今年度の文化祭をより新鮮な物に変えることができたと思います。また実行委員会だけでなく、各団体のチーフ、サブチーフはそれぞれのHRやチームをまとめ上げ、さらにパート員として文化祭実行委員会と共に文化祭運営の手伝いをする生徒なども大勢います。このようにして1000人以上の生徒がそれぞれの場所で思う存分に自分の力を発揮している姿はとても輝かしく、多彩な生徒が集まる高等部だからこそ成せる技なのだと私は思っています。

今年度の実行委員長であった私は、そんな青山学院高等部の一生徒であることを、またそんな生徒達とこうして共に文化祭を作り上げられたということを心から誇りに思います。やりたくても上手くできないこと、難しい人間関係、ぶつかった壁は山のようにありました。けれども私がこうして頑張ってこられたのは先生方の心優しいサポートと、私が愛してやまない高等部生のみんなのおかげです。ありがとうございました。また、2日間に渡り青山学院高等部にいらしてくださった皆様、私達の“Light”を感じて頂くことはできたでしょうか?この2日間を通して皆さんにより青山学院高等部の素晴らしさが皆様に伝わっていたらこれ以上に嬉しいことはありません。本当にありがとうございました。

今年度のテーマ、”Be the Light”
どれかの色が一つでも失われてしまえば完璧な光は出来上がりません。しかし、文化祭や派手な行事が苦手な人にとってこのテーマはもしかしたら重荷になってしまっていたかもしれません。ここからは私個人の考えていることですが、こう考えてみたらどうでしょう?
完璧な光になるには全員の力が必要だということはつまり、完璧な光のある場所には必ず全員の居場所があるとういうことです。「自分の居場所を見つければよい」そう考えると少し気が楽になりませんか?何もこれは文化祭に限ったことではありませんが、私はこうして1人1人には必ず個性があり、そしてその1人1人には必ず居場所があるということが科学的かつ合理的に光によって説明されている以上、こうした原理は私達の中にも実際に存在するのだと確信しています。誰にだって必ず居場所はあるのです。

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