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2009年修学旅行 生徒の感想

修学旅行 生徒の感想

修学旅行委員会副委員長 HR207 伊藤 優貴乃

私たち、青山学院高等部2年生は、11月9日~13日の4泊5日で九州へ行ってきました。

なぜ九州?と疑問に思った生徒も多かったはずです。
私自身、九州には何があるのか全くわからない状態でした。

しかし今では九州に行った意味と、学んできたことを誰もが身をもって感じているはずです。
高等部では、修学旅行として学ぶべきことの重点を「平和学習」に置いています。

長崎の夜にホテルの一室で、被爆者の方の体験談を聞きました。
伝えられている、次は被爆者の方から私たちが伝えていかなければならない、という責任感を強く感じて、重く辛いお話と合わさって胸が苦しくなったのを覚えています。

原爆資料館や平和記念像も勿論見学して、みんなの印象に強く残ったものの中で、戦争に関することは多くを占めているはずです。

そして修学旅行ならではの楽しさ、クラスの親睦を深めあった時間や様々な見学地、何よりも自然の雄大な美しさが印象的でした。

5日間あるうちの4日間はクラス行動となっていて、あらかじめ各クラスがコースを決めてあるので、それぞれ異なった見学地を楽しみました。

阿蘇山の火口を見たり、フェリーに乗って景色を楽しんだり、熊本城で歴史を学んだり・・・。
大宰府でお参りしたこともとても印象に残っています。

私のクラスでは最終日に、柳川での舟下りを楽しみました。
いつ雨が降ってくるか分からない中、皆でカッパを着てゆったりとした時間を過ごすことができました。
“自然に癒される”とはこういう事を言うのだろうなと実感しました。

また、全てのクラスが見学することになっている外海町では遠藤周作の文学や、キリシタン文化の歴史に触れました。
真っ青な海も印象的です。
現地の方々やガイドさんのお話を聞くたびに、心が洗われる様な神聖な気持ちになりました。

佐世保の有名なハウステンボスでは、オランダをモチーフにした風車やお花畑の景色を楽しみながら、自由に遊びました。
どれも沢山の思い出ができたと思います。

そして残りの1日は、丸々1日中長崎市内を班行動で自由に回りました。
長崎市内は思ったよりも広く、とても充実した時間を過ごすことができました。
眼鏡橋や浦上天主堂などを見学し、長崎ちゃんぽんも食べました。
色々な種類のカステラを買った人もいました。

どの班も、集合時間ギリギリに疲れて帰ってきたようで先生も驚いていました。
この1日は本当に充実していて一生の思い出です。

このように毎日毎日がとても刺激的で忘れることのできない、大きな5日間でした。

周りの皆も「楽しかった」「凄かった」と言っているのは私にとってもとても嬉しいことでした。

修学旅行委員20人は約半年間、いかに5日間の旅行をより楽しく充実したものにするかを考え頑張りました。
この旅行に、誰よりも修学旅行委員たちが思い入れがあったと思います。

修学旅行が大成功だったのは先生方や添乗員の方、またガイドの方々、他にも沢山の方のおかげです。
修学旅行委員として旅行に深く関わることができたことに感謝します。
素晴らしい経験をありがとうございました。

来年もこの先も、よりよい旅行ができることを願っています。

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