TOP

2014年度バレーボール大会 報告

6月7日(土)、生徒会主催によるバレーボール大会が開催されました。
当日は、白熱した試合がくりひろげられ、会場の体育館は、生徒たちの応援と熱気につつまれました。
この大会は、開催日の半年前から生徒たちが企画、会場手配、当日運営にいたるまでの準備を進めてきました。
大会開催までの生徒たちの様子については、写真下の生徒会長からの報告文をご一読ください。

生徒会長からの報告

3年 生徒会長

バレーボール大会とは毎年六月に開催され、男女別学年別で各HR対抗で行われる行事です。生徒はバレーボールを通じて仲間と協力し一致団結して戦い、またHR、男女、学年を超えて多くの人と出会い仲を深める事のできる行事です。

バレーボール大会は生徒会主催の行事であり、生徒が主体となって実施する行事です。特に、生徒会役員はバレーボール大会の半年も前から企画、準備、当日の運営、片付けと言ったバレーボール大会に関する全ての事について議論を重ね、準備をしました。特に昨年度の生徒会の先輩達は大会方式をトーナメント制からリーグ戦へと大幅に変更し、より良いバレーボール大会に向け改革したものの、当日に思い通りに運営できず、試合予定を変更せざるを得なかった苦い経験をしていました。なので、我々は昨年度の先輩達の意思を引き継ぎ、反省を生かし、今年度こそは成功させたいと強く思いながら、準備に追われました。

しかし、その準備は想像を超える忙しさでした。準備を始めたバレーボール大会の半年前から当日までの毎日、最終下校時刻である午後六時まで学校に残っていなかった事は一日もありませんでした。放課後は毎日、生徒会室に残り、議論をし、各HRのキャプテンや手伝いをしてくれる運営委員への資料を作り、先生方にも説明をする、そんな毎日でした。時として、互いの意見がぶつかり役員同士が対立する事もありました。また、先生方に説明すると考えが甘いと一瞬にして跳ね返された事もありました。このままで大丈夫なのか、本当に成功するのか、何よりも生徒の皆が楽しんでくれるだろうか、そんな不安や心配が僕を苦しめ、悩ませました。しかし、役員同士で対立したのも、先生方に厳しい指摘をして頂いたのも、全てバレーボール大会を成功させたいという強い思いによるものだったのです。

この様な忙しさの中で時はあっという間に過ぎ、バレーボール大会当日を迎えました。残念な事に当日は雨が降り、僕達が準備していたグラウンドでの開催はできず、一、三年生は大学記念館、二年生は中等部アリーナを借りて開催する事になりました。体育館で開催されるバレーボール大会は数年ぶりであり、全ての生徒が初めて体験するものでした。役員の生徒にとっては初めての経験であり、加えて突然の決定であったので、どう運営すれば良いのか不安が多くありました。特に僕は本当に成功できるだろうか、生徒の皆が楽しんでくれるか、心配でした。しかし、その不安や心配は必要ありませんでした。役員は臨機応変に対応し、大きな問題なく運営を行いました。

体育館には選手達の白熱した試合、応援する生徒の熱気で満ち、笑顔が溢れていました。バレーボール大会を開催する意義の一つは、生徒の皆に勝ち取ってほしいものがあるからです。それは、試合に勝つ事だけでなく、友情や絆というものを勝ち取ってほしい、という事です。体育館にはそれらを勝ち取った生徒の皆の充実した満足げな顔が見られました。僕はその皆の表情を見て達成感に浸りました。

バレーボール大会を開催する意義の一つは新たに人と出会い仲を深める事でもあります。HR、男女、学年を超えて様々な出会いがあります。そして、もう一つは仲間と一致団結し協力する素晴らしさを体感する事です。これらは生徒の誰もがバレーボール大会を通して感じたはずです。バレーボール大会当日は充実した一日となりました。

各HRのキャプテン、運営委員、協力して頂いた先生方、先輩方、特に中心となり働いてくれた生徒会役員に、改めて感謝します。

error: Content is protected