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27Apr
2015生徒の活動

パキスタンにおける国際人道支援の講演会

Topicsパキスタンにおける国際人道支援の講演会

青山学院高等部は2015年度、文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)に認定され、その第一回記念講演会にパキスタンで学校づくりなどの支援活動を行っているNGO団体CARE Foundationより、シーマ・アズィズ氏をお招きして講演会を行いました。

これまでパキスタン政府との関係を築いてきた青山学院高等部は、昨年度にはパキスタン大使ファルク・アーミル氏の講演会を開催したり、スピーチコンテストの特別審査員をやっていただいたり、国家計画開発大臣の訪問をお受けしたりしてきました。

当日は約70名の高校生が集まり、シーマ・アズィズ氏よりパキスタンの地方における識字率の現状や、教育を受けていない場合にどのように困った事態が生じるかの説明を受け、教育の普及活動の意義について話していただきました。
また、「教育を受けるのが当たり前」になってしまっている日本の高校生と、「支援によって教育を受けることができるようになった」パキスタンの子どもたちはそれぞれ学校に行って学ぶことをどう受け止めているのか、というテーマで意見を交換しました。

青山学院高等部は上級英語やフィリピン訪問プログラムなど、世界の貧困について学習する様々な機会を持ち積極的に学んでいますが、フィリピンやパキスタンなど、具体的な地域に焦点をあてていくと、同じ「貧困」というテーマだけで捉えきれないほど問題は複雑化し、支援のアプローチ方法は異なってきます。生徒たちはシーマ・アズィズ氏の話を熱心にメモを取りながら聞き、CARE Foundationの活動内容や、学校で学ぶことの捉え方などについて質問し、豊かな学びの機会となりました。

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