リニアモータの原理
教育/高大連携/学問入門講座
担当教員
理工学部 電気電子工学科 松本 洋和 准教授
担当科目
電気回路、電気機器、電気機器設計
専門分野
パワーエレクトロニクス
講義内容
2027年の東京都~名古屋間の開業に向けてリニア中央新幹線の建設が始まりました。従来の新幹線の最高速度は320km/hであるのに対し、リニア新幹線は最高速度500km/hでの営業運転が可能といわれています(性能としての最高速度は603km/h)。従来は1時間20分かかっていた東京-名古屋間も40分で移動でき、トヨタなど日本の産業を担う企業が集まる中京と東京間で距離的な制約が解消され、大きな経済効果をもたらすと考えられています。計画では2037年の開業を目標に大阪への延伸も考えられており、所要時間は従来の約半分の約1時間にまで短縮される予定です。
本講義ではこのリニア中央新幹線で使用されるmaglev(magnetic levitation)リニアモーターカーの動作の原理について説明を行います。
人数制限
設けない
連絡先
E-mail : t25019@aoyamagakuin.jp
担当教員から高等部生へのメッセージ
理工学部 電気電子工学科 松本 洋和 准教授
講義では電気と磁界の関係を示す各種法則(レンツの法則や右ネジの法則等)を使います。講義に臨むにあたり、これらを復習しておくと理解の助けとなります。また講義中に簡単な作業を行ってもらいますので、筆記用具を持参してください。