TOP

イングリッシュ・キャンプ(多文化共生キャンプ)報告

2015年8月25日(火)~8月27日(木) 軽井沢追分寮にてイングリッシュ・キャンプ(多文化共生キャンプ)が実施され、15名の生徒が参加しました。

このキャンプでは「よい国とはどのような国か」ということを、安全保障、文化、環境保護、などの側面から様々な国のランキングを比較し、それを元に日本がどういう国になるべきか、ということに関してディスカッションが行われました。また、フェアトレードに関しての概念作りを実際の商品を目で見て判断することから始め、なぜ生産、流通、消費に不均衡が生じるのか、私たちはどのような消費者であるべきか、などが議論されました。このセッションの中で、教員が来年度予定している生徒の研修の下見として行った東ティモールにおけるコーヒー栽培の実情を報告しました。
また、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)への訪問を実施。創造性に溢れる授業とそこで学ぶためにアジア各国から集まった生徒たちの明るく社交的な姿に触れ、刺激を受けました。与えられた課題に全員が協力して取り組む姿に、近い未来、国境を自由に超えて、地球社会の難題を解決しようとするヴァイタリティーを感じ、そこで始まったばかりのグローバル教育の新しい流れに、大きなインスピレーションを受けることができました。

参加した生徒の感想

ISAKとの交流で私が感じたことは、“言語の壁を壊し、何事にも諦めずにチャレンジが必要だ”ということです。また、日本人と海外の人の考え方や発想の違いを、再確認させられた出来事でした。

Global Rankingsというセッションで学んだことは、戦争をしない平和な国はもちろん善良な国ですが、発展途上の国をしっかりと支援し、弱者の立場に立って問題の解決を導く国こそが“真に善良な国”だということです。
フェアトレードについてのセッションでは、生産者や労働者の権利を守るフェアトレード商品の購入が、遠く離れた貧しい国の支援に繋がると知りました。次世代を担う私達は、未来に光を与える義務があります。その第一歩として、フェアトレード商品を人々に知らせるという小さなことから始めることで未来に貢献できると思います。

僅かな時間でしたが、性別、年齢、人種、宗教等の様々な多様性を受容し、国際的な問題を討論しあい、これから私達が未来のためにしなければいけないことが見えてきた素晴らしい経験になりました。

error: Content is protected