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第1回FOR会
(大学生と共に被災地支援ボランティアについて考える会)
報告

2015年1月27日(火)放課後 15:45~17:15 (大会議室にて)

夏休み中にALL青山の一員として高等部代表生徒達と共に被災地岩手県立宮古市へ訪問した大学生達がこれまでの活動を報告し、被災地支援ボランティアについて一緒に考える会が行われました。未来《Future》 のための意見《Opinion》をもう一度考える《Reconsider》会という意味で、大学生によってFOR(エフ・オー・アール)会と名付けられました。

被災地ボランティアを行ってきた7名の大学生が会を進めてくれました。高等部生からは15名ほどの生徒が集まりました。

第一部では、各団体「Message for 3.11」、「Youth for Ofunato」のメンバーから、これまで行ってきた支援活動の報告でした。震災直後から現地訪問する度にどのように変化してきたかの映像や活動中の多くの写真を見せてくれました。ドロ掻き出しなどのから、祭り開催、コミュニティ―形成支援、子どもの教育支援まで様々な内容が行われていました。「役に立とうと思って行ったが、与えられたことのほうが多かった」、「ボランティアと被災者という線引きなく、共にいるということが重要だった」など、活動を通した思いが伝えられました。

第二部では、5名程度の小グループにそれぞれ大学生も加わり、用意されたテーマについて、ディスカッションしました。テーマ(1)「『東北』魅力ってなんだろう」に対しては「美しい自然」、「美味しい食べ物」、「強い人々と地域に根ざした文化」、「東京の高校生がゲームセンターなどに費やす時間を自然と関わり人と直接コミュニケーションを取っていること」などの意見が、テーマ(2)「今日からできることはあるだろうか」に対しては「関心を持ち続ける」、「現地へ出向くための情報が知られていない」から「アンテナを張る」、「少しでも興味を向けてもらえるように広めることを何かする」、「郷土料理をふるまい、安全性を発信する」、「浮かんだことを行動に移すこと」などの意見が、テーマ(3)「仮設住宅におけるコミュニティ形成ってどんなだろう」に対しては「楽しませることも大事だが、話をするきっかけを作ることがコミュニティ形成につながる」などの意見が出されました。

短い時間でしたが、改めて被災地のことに目を向け、大学生、高等部生、高等部教員が分け隔てなく同じ問題について共に意見をやりとりすることができた時間となりました。今後、多くの高等部生が参加するように、繰り返し開催していく予定です。

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