2015年度 伝道週間(10月)Mission Outreach Week
「講談 聖書物語」
北川 正弥先生
10月26日(月)から、今年度2回目の伝道週間が始まりました。伝道週間後半の3日間は、聖書を講談にして楽しくお話ししてくださると評判の、講談師神田ナザレこと代々木中部教会の北川正弥先生がお話してくださいました。
講談とは、江戸時代から伝わる日本伝統の話芸です。北川先生はプロの講談師である神田陽子師匠に学び、聖書物語を講談の技法を用いて語るアマチュア講談師「神田ナザレ」としても活動なさっています。
全体テーマ:「講談 聖書物語」
(1) 28日(水)
「バベルの塔」
(創世記11:1~9)
(2) 29日(木)
「超人サムソンの恋」
(士師記13:1~5)
(3) 30日(金)
「岩になった男」
(ルカ5:1~11)
初日は自己紹介や講談の紹介、旧約聖書からバベルの塔のお話。高等部の卒業生でいらっしゃること、就職直前に病気で入院をし、予定されていた会社に就職が叶わず「しかたなく」神学校に行ったこと。しかし人生「なりたいものになるのではなく、なるべきものになる、という生き方もあるのだ」という貴重なメッセージを爆笑の渦の中で教えてくださいました。「聖書は分厚くてつまらない。それに輪をかけて牧師の話はつまらない。個人的な試算によれば牧師の話の97.4パーセントはつまらない」という嘘かほんとかわからない?お話で大いに沸きましたが、だからこそ講談にして面白く聞いてもらうことを思いついた、ということで一同大いに納得しました。
旧約聖書のサムソンの話では、全員がすっかり引き込まれていました。最後を語らず「この先は士師記を読んでくださいね」という終わり方で、聖書をめくり確かめる生徒達。絶妙なエンディングでした。
最終日は岩になったペトロのお話。ペトロの一生を力強く語ってくださいました。
生徒達は北川先生の講談を通して聖書に触れ、神様との距離もより近くなったことと思います。北川先生、3日間ありがとうございました。