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2014年度 ホワイトキャンプ報告

1月4日(日)から6日(火)の二泊三日で宗教委員会主催のホワイトキャンプを実施いたしました。

このキャンプは例年3年生対象に企画しているもので、卒業前に、キリストについて深く知り、「地の塩・世の光」として生きていくことを考えてもらうためのキャンプです。今回のテーマは「土の器」。Ⅱコリント4:7「…わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。」という箇所を中心に聖書とじっくりと向かい合う時間を設けました。八ヶ岳山麓の松原湖バイブルキャンプという施設をお借りして行っています。ここは設備がとても整っていてきれいな上、お食事も大変おいしい施設です。今回の参加者は15名の3年生(63期生)と5名の引率教員、それに音楽奉仕やさまざまなサポートをしてくれた60期卒業生1名の計21名でした。

中身は聖日礼拝から始まり、全部で5回のバイブルタイム、スケートや雪上での野外レク、ゲームなどの屋内レクと盛りだくさん。自由時間には卓球やバスケットボールも楽しむことが出来ました。ディスカッションやゲームを通して仲間との親睦を深め、祈りや賛美、みことばを聴くことを通して神様と向かい合うことが出来ました。

過去・今・未来(3年 女子)

私がホワイトキャンプに参加したきっかけは、先輩方のホワイトキャンプでの写真やお話を聞いていて、ただ単に「楽しそう」と思ったからでした。ずっと3年冬になったら行こうと思っていたのですが、本当に申込書を出せたのは、一緒に行こうと言ってくれた友達の存在でした。このホワイトキャンプのバイブルタイムの中で、先生が「ホワイトキャンプに参加しようとつき動かされたもの」があるはずとおっしゃっていて、そのきっかけも神様が私に与えて下さったものだと思いました。だからきっかけとなった友達、一緒に参加した15人の友達を大切にしたいと思いましたし、キリスト教により深く触れる機会を与えて下さったのも自分の使命なのかもしれないと感じました。

きっかけはキリスト教に関わろうとした訳ではないのですが、ホワイトキャンプでの学びは自分にとってこれから大きなものになっていくのではないかという予感がします。高等部に入って私の考え方や生き方がキリスト教を通して大きく変わりました。入学する前はキリスト教・神様について真剣に考えたことも学んだこともなかった私が、今こうして人生に関わる学びをしているのはとても不思議に思います。ホワイトキャンプも自分の歩んできたまだ短い人生も運命や神様の御業をとても感じます。今まで気づいていなかったけど、私が神様の方に目を向けると神様は愛をもって私を見ていてくださっていると今回の学びを通して感じられ、また今回の「土の器」の学びから、さらに深くそのことが確認できました。神様自ら作って下さった土の器のような私達は、神様がいつも愛情を注いで下さっている存在で、私達が信仰をもてば、断言できるほどの守りが与えられていることを、三日目の朝の祈りからも学ぶことが出来ました。

ホワイトキャンプのバイブルタイムでは聖書箇所を通して自分と向き合って考える時間があり、今までの人生の中で、一番真剣に時間を取って自分を見つめることが出来ました。自分を見つめることで神様との関わり、またこれからの歩みについて考えることが出来ました。先生方のお話でも何回かおっしゃっていたように「あの時のあの行動や事実は全て神様からのメッセージだったと後になって思う」というのが、バイブルタイムで聖句を通すことで自分のこととして実感することができました。

印象に残った言葉がもう一つあります。先生の「証」の中で、自然は神様からのラブレターであり、キレイだったりはっとするような光景も何か神様からのメッセージだとおっしゃっていて、いままでそんなことを考えて自然を見たことがなかったので、はっとしました。今まで見たキレイな景色にどんな意味があったのか、また、これからきれいな景色を見るたびに、この言葉を思い出すだろうな、と思いました。

今回のホワイトキャンプでは、自分の過去・今・未来のことを見つめる機会となったし、聖書や神様と関わることができる貴重な体験となりました。また、レクを通した仲間との関わりも、神様との関わりもこれから大切にしていきたいと思える体験ができました。

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