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青学理科の深い学び

- 遺伝学の根源である「唯一性」と「多様性」を学ぶことで生命の尊厳を考える!-

長崎大学医学部保健学科 遺伝教育プロジェクトの方々に来て頂きました。

2019年1月29日 高校1年生 必修生物基礎 

社会で注目されている、出生前遺伝学的検査(NIPT)について、その背景にある遺伝学的検査の意味、倫理的な問題に目を向ける試みの授業。プレママ、プレパパ気分になって、将来検討するかもしれない遺伝学的検査の模擬体験を通して、NIPTを受けるときに考えてほしい倫理的課題があること、遺伝はみんなに共通する身近な問題であることを学びました。長崎大学の森藤准教授、プロジェクトメンバーの方々のご尽力により、大変有意義な授業となりました。

今回の授業で様々な人の意見を聞き、課題を深く考えた経験が、あらゆる立場の人々が理解しあって共生できる社会の在り方を考えるきっかけとなってくれることを願っています。

講義内容の詳細は 下記を覧ください。

当日の様子

医師、看護師、助産師、認定遺伝カウンセラー、保健師など様々なライセンスをお持ちの、長崎大学の先生方+金沢大学病院の医師 計7名の講師陣による特別な授業。

各班に講師陣のサポートがつき、議論を深めてくれています。

共通性ゲーム

ゲームを通して遺伝の共通性と唯一性を実感!

生徒の声

・このような研究をわかりやすく聞けるのは良い機会。(男性)
・健康診断などの検査というのは積極的に受けるべきだとよく言われますが、今回学んだ検査は受けるべきか否か、慎重に考えを深めながら決断する経験ができてとても勉強になりました。(女性)
・模擬体験などから、詳しく遺伝学的検査について知り、考える機会を持てて良い体験が出来たと思う。(女性)
・1%がとても低い確率だと思っていたけれど、この授業で色々な確率を見て、1%を100人に1人と考えたら意外と高い確率だと思った。(男性)

・前例のない貴重な体験をさせていただき感謝しています。自分の人生に新たな選択肢があることを知り嬉しく思います。1つ1つのグループに丁寧かつ優しく教えてくださり、楽しかったです!1つだけ思ったことを書かせてもらいます。NIPT、羊水検査が広まることによって中絶をする人が増加しないか不安です。妊娠した時点で生命はあるのに自分たちの都合でなかったことにしてしまうのは胸が痛いです。(女性)
・いつかきっとこの話が自分の身近になる日が来ると思うのでその時まで頭の片隅で今回の講義を大切にとっておこうと思います。(女性)

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