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22May
2015生徒の活動

「アレクサンダー・アレイニコフ国連難民副高等弁務官来日記念講演会」開催 報告

Topics「アレクサンダー・アレイニコフ国連難民副高等弁務官来日記念講演会」開催 報告

2015年5月14日(木) 青山学院ガウチャーメモリアルホールにてアレクサンダー・アレイニコフ国連難民副高等弁務官来日記念講演を開催し、高等部から51名の生徒が参加しました。

「The global refugee situation; challenges faced by UNHCR and the International Community
世界の難民問題:UNHCRと国際社会が直面する課題」と題して行われたこの講演会では、様々な具体的事例とともに難民問題が直面する今日的な課題についてご講演頂きました。

難民問題の現状はどうなっているのか、日本に期待される真に国際協調的な姿勢とはどのようなものか、などの世界情勢と絡んだ複雑な課題について、高等部生は真剣に聞き入り、考える機会を与えられました。

質疑応答の時間にアレイニコフ国連難民副高等弁務官から、高等部生に向けて「法律や政治を深く学び、難民問題に関心を持ち続けてほしい」との言葉をいただき、青山学院高等部がスーパーグローバルハイスクールのテーマとして掲げた「多様性の受容」、「サーバントマインド」や「リーダーシップ」の涵養という視点からも、学ぶところが多い有意義な時間を持つことができました。

参加した生徒の感想

この度、私はアレイニコフ氏のお話を聴いて大変感銘を受けました。難民問題が深刻になってきている中、UNHCRは難民一人一人の権利を尊重し、国際平和のためにリーダーシップを持って行動していることがよく分かりました。シリアの人々の例のように、難民の父と母の間に生まれ、自分ではその生活をどうすることもできずに暮らしている子供たちがいるという事実が衝撃的で、今でも心に残っています。我々はそういった人たちと同じ一人の人間として何ができるのかを同等の立場から考え、世の中を良くしていくべきだと感じました。今回このような貴重なお話を聴けたことに感謝します。(3年男子)

講演を聴くまで、難民問題についてどこか他人事のように考えていた自分が恥ずかしくなりました。難民を受け入れる責任を全世界で共有すべきである、というアレイニコフ氏の訴えにとても共感しました。日本では少子高齢化に伴う人口減少が深刻な問題となっています。そこで日本政府・国民が難民の有益な部分を見出し、多様性を受容していきながら難民の受け入れを積極的に行っていくべきだと思いました。(3年女子)

 アレクサンダー・アレイニコフ
国連難民副高等弁務官
 講演に耳を傾ける生徒たち
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