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卒業生からのメッセージ

弁護士

吉川 武志 さん

プロフィール
2005年卒。青山学院大学法学部卒業。青山学院大学法務研究科(法科大学院)修了。2013年に司法試験に合格し、2015年1月弁護士登録(第二東京弁護士会)。現在、現松田山崎法律事務所に所属。主に学校法務、IT関連法務、企業間取引、労働法務、少年事件を中心に手掛ける。

※インタビュー内容・プロフィールは2020年取材当時のものです。

ゆとりある高校生活で、自分の世界を広げてください。

青山学院高等部の推薦入試が始まった年に入学した、推薦入試の一期生です。毎朝5時に起床し、片道二時間かけて通学するのは大変でしたが、そこで私は得難い経験をすることができました。

高等部には青山学院大学への内部進学制度があり、皆が大学受験をする必要がないので、高校生活に少し余裕があります。友達の影響で映画や音楽に興味を持ったのもこの頃です。学校から徒歩圏内に多くの映画館やCD・レコード店があったのは大きかったですね。映画や音楽、読書等で様々な文化に触れる機会があったことは、世界を広げてくれました。

高等部には聖書の授業や礼拝があり、絵画や映画を鑑賞する際の教養となるなど役に立っています。海外で活躍することを目指している方はもちろん、そうでなくとも、将来、自分と異なる文化的背景を持った人々とのかかわり合いは避けられませんので、「キリスト教」や「信仰」に触れておくことにはとても意義があると思います。

先生方は生徒にとても丁寧に接してくれて、一人一人を気にかけている印象でした。印象深いのは、柔道の授業で自分の不注意のため怪我をした時、病院での処置が終わったのは夜でしたが、その間、柔道の先生が付き添ってくれていたことです。

受験生の中には「中等部からの内部生の輪の中に入れるか」と不安に思っている方もいるかもしれません。私もそういった不安はありましたが、入学後わりとすぐに内部も外部も関係なくなり、気にならなかったです。部活の友人は内部生も多かったのですが、戦友のような存在で、今でも交流があります。

現在、私は弁護士業務として、学校法人青山学院の総務部法務課で学校法務を担当させていただいておりますが、入学当初から弁護士を目指していたわけではありません。高校と大学の「7年」というスパンで、やりたいことを見つけることができました。だからこそ、私は今この仕事をしています。自由な選択ができること、能力を発揮しやすい環境であることもこの学校の魅力だと思います。

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