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卒業生からのメッセージ

テレビ朝日プロデューサー

神田 エミイ 亜希子 さん

プロフィール
青山学院高等部を経て、上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒。東京藝術大学大学院映像研究科修了。テレビ朝日に入社後、アニメ番組、「日曜洋画劇場」、編成担当などを経て、現在はドラマのプロデューサーとして番組制作にあたっている。「スミカスミレ」の制作に関わった他、「重要参考人探偵」「特捜9」などをプロデュース。

※インタビュー内容・プロフィールは2018年取材当時のものです。

“毎日が宝物”になる━ 多様な生き方を育む場所

100人いたら、100通りの人生があります。誰一人として同じ人はいません。登場人物それぞれが何を考え、どんな風に生きているのか?ドラマ作りの入口は、シンプルですが難しい所からスタートします。

私は、テレビ朝日でプロデューサーを務めています。人は皆違いますが、誰かを愛しく思ったり、涙をしたりする感覚は世界共通。だからこそ、番組を通して誰かの人生を疑似体験し、キュンとしたり、元気になったりして頂けたらと思っています。そんな中で大切になるのは、自分とは異なる価値観や人生を理解できる力、“多様性への寛容性”だと考えています。その力のベースは、高等部で培われました。

高等部での日々は“毎日が宝物”と言えるくらいステキなものでした。例えば、授業。私は得意科目と苦手科目に差がある生徒でした。物理は苦手でしたが、先生が「なぜその現象が起きるのか」を丁寧に教えて下さり、それが「分かると面白い!」という実体験になりました。得意科目は、沢山質問をしに行きましたが、先生方はとことん向き合いアドバイスを下さいました。単純なマルバツや固定観念にとらわれる事なく、人生を豊かにするためのヒントを様々な角度から与えてもらったと感じています。

文化祭も楽しかった思い出です。私のクラスは餅つきをやったのですが、スケジュールを立てたり、いくらで杵や臼をレンタルするか考えたり…。現在のプロデューサー業にも繋がるような作業をして、結構向いているなと思いました(笑)。

もう一つ、高等部での“毎日が宝物”になったのは、友人達の存在です。私が大学に合格した際、同級生が「良かったね」と涙してくれました。人の幸せを心から喜んでくれる友人達との関係は、今でも続いています。

“毎日”とは、一見すると何も起きず、あっという間に過ぎていくものです。しかし、胸が熱くなるほどキラキラしていて、“宝物”だと思える日々に出会えるのが高等部です。あなただけの“毎日が宝物”という日々を、ぜひ探しにいらして下さい!

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